どうもこんにちは、Flare大橋です。
私、結構得意なことがありまして。 それは「オススメの小説・映画の紹介」です。
飲み会とかで「最近なんか面白いのある?」って聞かれて、私が「あ、あれはヤバいですよ」と語ると、
聞き手は「なにそれ面白そう!」と、その場でスマホを取り出してポチる。この光景、本当によく見ます。
無意識にやってたんですが、この「紹介力」って、ビジネスの世界でものすごく大事なスキルだよなと、最近思うわけです。
自己分析:私が「ポチらせてしまう」紹介のクセ
じゃあ、私がいったいどうやって「ポチらせている」のか。 自分のクセを分析してみると、いくつかのポイントがありました。
大前提:「この人が言うなら」という信頼の土台
まず、大前提として。 私が「結構本を読んでる人」「映画を観てる人」というイメージが、幸いにも周りについている、というのがあります。
だから、「あの色々観てる大橋が言うなら、面白いに違いない」という、ある種の色眼鏡(良い意味で)がかかってる。 この「信頼の土台」があるからこそ、私の言葉がそもそも響きやすい状態になっているわけです。
これ、どんな仕事でも同じですよね。 「この人が言うなら間違いない」と思ってもらえるかどうかで、全ての効果が何倍にも変わってきます。
(実は大橋は本の虫と言える程読んでない・観ていないと思ってますが、よくオススメを喋っているから映画・本好きと思われているのは秘密ですw)
テクニック①:あらすじはネタバレを避けつつ、クセを語る
その土台の上で、当然ネタバレはしません。
「こういう話なんですけど」と盛り上がりの手前まで、絶妙に地雷(ネタバレ)を避けて解説します。
特に、ストーリーそのものより、そもそもの設定の秀逸さや、展開のクセとか、撮影方法、描写の特徴など、
作り手の「クセ」を絡めて面白さを解説するんです。
ただ情報を羅列するんじゃなくて、「大橋」というフィルターを通した独自の「視点」を加える感じですね。
テクニック②:あえて語りすぎない理由(聞いただけで「見た気」にさせない)
ネタバレをしないのは言わずもがな、 話しすぎると聞いた側が「あ、もうそれ見た気になっちゃった」って満足しちゃうからです。
そうなると、もうポチる気がなくなっちゃう。 「え、その先どうなるの?!」っていう一番美味しいところを残しておくのが大事。
それに、その作品の「本丸」の面白さって、結局は本人が体験しないとわからない。 私が中途半端に語りすぎるのは、むしろ野暮なんです。 面白さの「本丸」は、当事者(作品そのもの)に直接触れてもらうのが一番伝わりますから。
テクニック③:決め手は「ハイライト」の熱量再現
その代わり、私が一番アツいと思うハイライト的なシーンを、もう熱量込めて再現する。
ここで関西人の十八番。擬音語祭り。笑
「もう、ぶわぁぁぁぁぁーーーーーってなって、えぇぇぇ?!みたいな。まじですごくて。」
「もうね、目がヤバいの。ギロッって。ヒィ!みたいな。んでシーーーーーーーンなって。もうそん時のあの俳優の額の汗よ!」みたいな。
そうすると、聞き手が「え、それってこゆこと?」って食いついてくる。
こうなったら、こっちのものです。
「いやぁ~それは言えないですね(ニヤ)」
とまぁこんな感じ。
まとめ:結局、人を動かすのは「誰が」「どう」語るか
結局、人が「面白そう!」と心を動かされるのは、情報の羅列じゃない。
まずは「この人が言うなら間違いない」という信頼(ポジショニング)。 その上で、「自分だけでは気づけなかったであろう『視点(クセ)』」の提供。 そして、あえて語りすぎず、相手が「もっと知りたい!」と思う余白を残すことと、こちらの熱量。
これこそが「紹介力」の正体なんだと思います。
これって、映画の紹介に限った話じゃないですよね。
求人の紹介にも言えること。ネタバレ(本丸の部分)は面接現場でしてもらうのが一番良い。
そこに繋ぐまでが我々の仕事。
信頼を獲得し、独自の視点での分析・比較情報の提供。そして熱量を込めた職場環境の再現。
我々は転職のプロであり、その求人の仕事内容プロでない以上、本丸をこちらが語っても面白さは伝わりきらない。その先は現場で。
こんな感じでいつも色んなものを紹介、営業しているなぁと。
へへ、面白いですね、この仕事は。


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