私は50年続く会社を作りたいと思っています。50年と言わず、100年でも続いてほしい。
そう目標設定した背景は、社長ありきで会社が成り立つという世界を超えて、
個人を超えた組織という枠組みで、社会に価値を届け続ける存在でありたいから。
そうすると、私は早めに社長業を退くことになるのかしら(今から会社始めるってのに、そんなのはそこまで上手く行ってから考えろよ笑 というツッコミは置いといて)なんて思っていました。
生涯現役というんじゃなくて、60超えたらどっかで隠居してるのかなぁなんて、ぼんやりと。
ただ、社長ありきの会社にしないということ、自分が生涯現役でいるかどうかは別の話かもなと最近思う出来事がありました。
それは、40年間、ハイクラス転職のエージェントを経営されている社長とランチの機会をいただき話したことがきっかけです。
その方は30代で起業されてからずっと、今でも現役バリバリです。
今でも自身が運営する会社のコンサルタントの教育には手を抜かず、
自分自身も現場感を失わないように日々仕事をされています。
仕事一筋かと思えば、子沢山なお母さんの顔もあり、
趣味も多く、たくさんのお子さんを連れてあちこちに旅行した話やなんかを色々楽しそうに話してくださいました。
彼女と話している中で、「ずっと走り続けている方が楽しいよ」「会社経営や子育てや、心配するよりももう同時並行でいっぺんにやっちゃえ!」とかとか、なんだか勇気をたくさんいただきました。
その中でも印象的だったのが、私からしたら40年”も”会社経営をされている方なわけで、
途方もないような年月と苦労があっただろうに、
「あっという間ですよ」と微笑んで過去を軽やかに振り返っていらっしゃったことです。
きっといつも全力だし、楽しいから「あっという間」だったんだろうなと
人生の先輩の微笑みに、人生の深みと面白さを感じました。
今までの30年、一人の人間として、そして一人の社会人として、しっかり育ててもらい、
やっと人様に価値提供ができるような経験知見が備わってきたのが今かなと。
やっとスタートラインに立ったような気持ちで、
ここから、70代80代を迎えたときに「あっという間よ」と軽やかに微笑めるように
全力で、楽しく、生きていこうと思いました。
仕事だけが人生でもないわけですから、会社経営だけが人生でもないわけです。
いろんなことをやって、宇宙に引っかき傷を残すくらいの気概で生きてやりたいと思います。
一生勉強、一生青春。ですね。


コメント