どうも皆さんこんにちは、Flare大橋です。
いわゆるZ世代。若者の早期離職については皆さん頭を悩ませているんじゃないでしょうか?
我々は毎日転職サイトを見ているのですが、近年、第二新卒レベルの転職希望者の数が圧倒的に増えている気がします。
有名大学を出て有名企業に入社している経歴を見て、「おっ」と思って経歴を読んでみると25卒・24卒、まだ研修も終えていないような子たち、まだ何も経歴らしい経歴がない若者だったりします。
何を隠そう私自身も1社目のブラック企業を半年で逃げ出した身なので、早期離職に対してとやかく言える立場ではないのですが、それでも言わせていただくと、「そんないい環境に入社しているのに、もう辞めるとは、なにがあったんじゃ?!」と思ってしまいます。
厚労省の発表によると、3年以内の離職率は全体平均32%となり3人に1人が3年以内に退職をしています。
その中でも近年の顕著な変化としては、大企業(1000人以上)に務める若者の離職率がこの10年でかなり上昇しているという点にあります。
我々はハイクラス転職支援のエージェントということもあり「優秀な若手を採用するなら有名企業から」というクライアントニーズも受けて、有名大手企業在籍の若手には声をかけることがあります。
その結果、最近やたらと若い候補者の媒体流入が多いな、という肌感を持つのだと思います。
そういった、有名企業に入社したにも関わらず早期で転職を考えている若手候補者と面談をする際、すごく感じることがあります。
みんな見切りをつけるの早すぎ。気合いが入ってない。
「先輩や上司を優秀だと思えない。」
「もっと自分に適した、もっと輝ける場所がある気がする」
「市場価値が上がっていない気がする」etc….
私としては思いっ切り、
「優秀だと思えないのは、あなたに先輩や上司の仕事を推し量るだけの経験値がないからです。」
「自分に適したものなんて都合のいいものは社会にはありません。まだ社会人としての自分のピースの形もできていないんだから、そんなものどこにハメたって、ハマりません。」
「若さ以外の市場価値なんて、まだあるもんか。自分だけのユニークな価値?!そんな幻想追う暇あったら目の前の顧客のこと考えろ!」
と言ってやりたくなるのですが、我ながら昭和臭が凄いし、さすがに時代錯誤感があるなと思います。笑
もちろん、こういう忌憚ないフィードバックを上司に言ってもらいたい人もいます。
私も昭和臭はしますが平成生まれのゆとり世代で、ゆったりしている(?)と括られている世代の人間ですが、
厳しく育てられ、力強く育ったタイプだと自負しています。
相手を見て、相手のキャラクターに合ったフィードバックをするのは大前提として、
やはり全体傾向としてZ世代特有の「コスパ」「タイパ」意識の高さや、幼少期・青年期からスマホに触れ、SNSやYoutubeなどで大量の情報にまみれて生きてきた彼ら特有の「疲れ」を感じますし、それに合った向き合い方をしていく必要があるなと感じます。
これから労働人口が減少し続ける日本において、若手の育成は死活問題でしょう。
そんな時代ですが、我々の大好きな、いわゆる「気合の入った若手」は希少種となりつつあると思います。
情報に触れすぎているからこそ、「人生って、日本って、無理ゲーじゃん」って思っちゃう。
同世代で優秀そうなビジネスインフルエンサーを見て、現職の先輩や上司がレベル低く見えちゃう。
とにかくやってみろ!!という熱血上司はウザいし、頭悪そうに見えちゃうし、そもそもそんなパワーありません。
とにかくこっちは情報過多で疲れてるんです。コスパよく成果あげさせてください。
時代の構造上、こうなってしまうのは、仕方ないことだと思います。
彼らを叩いて鍛え直す、のではなく、付き合い方の正解を一緒に模索する、それしかないのかなと思ったりします。
現に、我々世代の常識はさらに上の世代から見たら甘っちょろいでしょうし、非常識でしょう。
でもこうやって生きてきたし、これが常識なんだから仕方ないよね。
同じことが若い世代にも言えるという事を肝に銘じて新世代とも向き合っていきたいですね。


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